バリアフリー化した注文住宅のメリットやデメリット

注文住宅の家を建てるとき、老後のことを考えてバリアフリー住宅にする人が多いけれど、段差がないとか手すりを設けるなどさまざまな工夫が必要になって来ます。さらに、部屋の温度差を減らすことができる全館空調システムは気密性が高い住宅になり、注文住宅で取り入れる人も多いかと思われますが、気密性を求めることでより多くの費用が必要になってしまうといったデメリットもあります。他にも、2階建てではなく平屋にすることで階段の昇降がなくなりバリアフリーの注文住宅にすることができるけれど、平屋の家にするためにはある程度の敷地面積も必要です。地方などのように、土地価格が安く隣家との距離を確保できるような場所なら、日当たりなどの問題もなく家を建てることはできますが、密度が高い都市部などでは日当たりが悪くなる可能性もあるわけです。

玄関から家の中に入る場所は少し高さが設けてありますが、バリアフリーの場合はこの段差が限りなく少ないので、車いすを使用している人でも比較的楽に出入りができます。ただ、玄関の段差を排除してしまうと砂や埃などが入りやすくなるため、掃除が大変だったり部屋の中が汚れやすくなるなどのデメリットもあります。この場合は、段差は確保しておいてスロープで出入りができるような仕組みを取り入れるなどで解決できますが、スロープを設けるためには玄関の面積がある程度必要になりますので、注文住宅のときなど予算に見合うものであるのか否かを確認しなければなりません。

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