注文住宅は着工から完成まで数ヶ月はかかり、計画した内容によっては1年以上かかることがあります。この建設工事の期間を短縮させるには、仕様を標準から大きく変えないようにすると良いです。各住宅メーカーが定める標準仕様ではない特殊な設計を採用すると調達するのに時間がかかり、場合によっては工事が停滞してしまうことがあります。また、上記の点に関連して、時間のかかりそうな設計や工法を極力採用しないことも、注文住宅の工期を短縮させたい場合に意識すべき点の一つといえます。
工程が多かったり、作業員に高い技術力を要する設計や工法を選択すると施工の期間が長くなり、全体の工期も長くなっていきます。打ち合わせの際に仕様などの変更をできるだけしないことも、建設工事の期間短縮に重要です。注文住宅が完成するまでの中では、何度も住宅メーカーや施工会社の人と打ち合わせを行うことになります。その中で仕様や設備の変更があまりにも頻繁だと、工事の進行が一時的にとまる時間がながくなり、完成時期が遅れていきます。
せっかくの自身の持ち家なので色々な所に拘りたい気持ちはあるでしょうが、施主側に原因がある工事の遅延は違約金が発生するおそれがある重大な問題です。引き渡しの時期が遅れることがないように、担当者とよく相談をしましょう。場合によっては、着工前に工期がのびた場合の措置についてきちんと決めておき、工事請負契約書に明記しておいたほうが良いかもしれません。