注文住宅をキャッシュで一括払いで決済できる人は多くはなく、ほとんどの人が金融機関から融資を受けて建築します。住宅ローンの申し込みは、物件の売買契約など具体的なことが成立していなければできないのが一般的です。注文住宅の場合も例外ではなく、具体的なことが決まっていない段階で建物を含めた融資の確約をとることができないのが普通です。融資が可能か否かが具体的な契約がなければ確認できないので、契約後に審査が通らず融資が受けられないという事態に陥ることもあります。

そうなれば資金が調達できないことになり、注文住宅建築の計画が頓挫することになります。長い時間をかけて練り上げた計画も、実行に移すことができなければ何の意味もないものになってしまいます。出来れば事前に審査を受けられれば安心です。そこで簡単に審査を受ける方法があり、一般的に仮審査などと呼ばれています。

借り入れを希望する人の条件で、購入を予定している物件に対して希望額の融資が可能か否かの判定をしてくれます。あくまでも仮でしかないので契約締結後には本審査を受ける必要があり、仮審査をパスしていても本審査で落とされてしまうこともあります。結果的には金融機関による確約がとれるわけではないですが、ある程度の目途を立てる事はできます。ローン審査に通るかどうかを気にしながら具体的な契約を進めていくことは、絶えず不安を抱えている状態になります。

その不安からはある程度解放されることになるので便利です。