注文住宅を建てるための土地を探す場合には、必ず建ぺい率と容積率を確認するようにしましょう。ここで、建ぺい率というのは、建物の建坪面積を土地の面積で割って求められる割合のことです。例えば、建ぺい率が40パーセントであれば、土地の広さが50坪あっても、そこには建坪が20坪の建物しか建てられません。一方、容積率とは、建物の延べ床面積を土地の広さで割って求められる割合で、建ぺい率と同様に土地ごとに上限が設定されています。
十分な広さの土地を見つけたと思っても、建ぺい率や容積率に制限が設けられていれば希望する家が建てられない可能性があるという点を覚えておくようにしましょう。注文住宅向けの土地探しをするうえで意外と見落としがちなのが、ライフラインに必要な設備が整っている物件かどうかという点です。注文住宅用の土地として売り出されている物件であれば、多くの場合は、水道や電気、ガスを利用するために必要な設備が既に設けられているはずですが、なかにはそうではないものも存在するので、物件選びをする際には注意しなければなりません。特に、相場よりも安い値段で売りに出されているような物件や、住宅地から離れた場所にあるような物件の場合には、そのような可能性があります。
土地の売買に不慣れな場合には、売買条件を見てもよく分からないケースもあり得るので、心配だというときは、不動産業者に相談して確認してもらうようにするのがおすすめです。